2003.10.04 Saturday
湘南膝の様子見ラン

2003 10/4
1週間たったが、膝の様子は思ったよりはよくなっていないようだ。でも、とりあえず負荷をかけなければそんなに痛くないので、平地を走ることにした。
膝がまた痛み出さないか心配だが、走らないと平日を乗り切ることができない。走って心身共にストレスを発散させなければ。
平地といえば海ラン。湘南平まではいかないで、平地ばかりをLSDベースでケイデンス重視で走ることにした。
家を出てすぐ、あまり止まっても意味ない信号に引っかかった。ここは勢いによってはそのまま進んでしまったりするのだが、今日はちゃんと止まった。
警察署が近い上に交通なんとか強化月間とかで色々なところで警官が目を光らせているからってのもあるが、一サイクリストとして信号を守る。
ペダルからシューズを外して信号で止まるおれ。横断歩道を渡ってきたおばちゃんが「かっこいいですね」なんて言ってきた。確かに走っている格好だが、そんなことを言われたのは初めてだ。
そのセリフの真意はよくわからんが、とりあえず「はぁ」としか返せなかった。今日は初っぱなから変わったスタートになった。
境川サイクリングロードへと続く道で、前回工事していた区間の工事が終わっていて、路面がきれいになっていた。中原街道の坂を下ると、サイクリングロードへ。
最初はいつもどおりウォーミングアップのために軽いギアで回していく。今日は終始LSDで走るつもりだが、ウォーミングアップはさらに低負荷&高回転で行う。
走っていると、やたらハンドル辺りからガタガタと音が聞こえてきて、ちょっとした凸凹でもガタガタうるさい。その原因はライトだったので、うるささに耐えきれずにとってしまった。それからは静かで平和な走りができるようになった。
いつもの強い向かい風は吹いておらず、爽快にマイペースで走っていけた。LSDで走るおれを、MTBが猛スピードを出して抜いていった。あんなに重たいギアで飛ばしていたら、長い距離は保たないだろうなぁとか思った。
空や川や畑や、サイクリングロードから見えるすべての景色を眺めながら、マイペースで走って行く。なんかこういうほのぼのした感じがいい。
畑で収穫前っぽい感じでいつもと変わった風景が広がっていたので、止まってデジカメで写真を撮ることにした。止まった直後にママチャリダーがけっこうなスピードで走って行った。おれのすぐ後ろを走っていたようだ。
写真を撮って再び走り出すと、しばらくして先ほどのママチャリダーに追いついてきた。そいつは中学生くらいの男だ。おれはマイペースに25km/hくらいで走っているが、走るペースが違う。
前のママチャリダーはチラチラ後ろを振り返り、おれを見るなりガンガンこぎ出す。こちらを意識しているようだ。こっちはLSDで走っているのに、うぜぇなぁとか思った。
しばらくして、もがくようにこぐママチャリダーを軽やかなペダリングで走るおれがスィ〜っと抜いていった。休日に走ると、必ずと言っていいほど挑戦君に会うなぁと、改めて思った。
サイクリングロードを横切る道路の地下をくぐるところで、小学生くらいの子供数人が自転車で遊んでいた。下の通路で思いっきりこいで、スロープの上りでは全くこがずに上まで上れるかどうかのゲームのようだ。
一人の男の子が成功して、「すげぇ!!」と賞賛されていた。子供らがそんな遊びをしていたものだから、しばらく待たされてしまった。でも小さな子供が自転車で遊んでいること自体は嬉しいことなので、気分はよかった。
しばらくすると、ずいぶん前におれを抜いていったMTBに追いついてきた。けっこう前の方に走っているところが見えたりしていたが、向こうのペースが落ちたか。
微妙な速度差なので、少しずつMTBとの距離が縮まっていく。ディスクブレーキ装備の、けっこうよさそうなMTBだ。抜くときにチラッと見たら、GTのMTBで、乗っている人は白髪交じりのおっさんだった。
藤沢からはR467の街中を走り、いつものように片瀬江ノ島駅の前を通ってR134に出た。今日はドリンクを1本分しか持ってきていなかったので、久しぶりに前よく利用していたサンクスに寄った。
道を渡って左車線に移ると、いつものようにダッシュ……は膝に負荷がかかるのでしないで、でもドロップ部を持って気持ち飛ばした。重いギアは使わず、回転数で速度を上げた。
あっという間に直線ゾーンにやってきた。ダッシュはできないが、とりあえず嬉しくなったので回転数を上げて速度を上げて走って行った。ケイデンスは100くらい。
しばらく30km/h台で巡航していき、ハンドル上部に手を置いてリラックス体勢に。すると後ろからCSCのジャージを着たローディが抜いていった。かなり走り込んでいる感じの体で、足がかなり太かった(もちろん筋肉で)。
CSCはどんどんスピードを上げて、あっという間に見えなくなった。そういえば、ここらはいつもならダッシュしているゾーン。おれも飛ばしてぇ〜とか思った。でもLSDを守って走って行く。
R134の直線ゾーンをひたすら走って行くと、湘南大橋の2つ手前の交差点で先ほどのCSCジャージのローディが信号待ちをしていた。
ここから先もまだ平地が続くが、走りやすいところはここまでだ。どうやら、この走りやすい平地ゾーンでひたすら走りまくるようだ。スプリンターのような体・足をしているのも納得ができる。
おれも今日は湘南平を上るわけでもないので、適当なところで引き返すことにした。結局、前と同じく湘南大橋を渡ってすぐ、R129との交差点で引き返した。ここには警官が数人いたが、例の交通なんとか月間だからだろう。
来た道の反対車線をまた江ノ島方面へと戻っていく。走りながら、やっぱり自転車で走ると気持ちいいなぁと、改めて感じた。仕事はデスクワークなので、休日に体を動かすことがすごく気持ちいい。
県道30号との交差点までやってくると、今日は直進せずに曲がり、藤沢を目指す。R467に出ると、待っているのはみその台の坂。膝を痛めているとはいえ、そんなに傾斜がきつくないので恐れることはない。
MTBではけっこうきつかったこの坂も、ロードではMTBのときほど辛くない。あまり勾配がきつくなると今のギアでは辛いが、緩い坂ではむしろ軽いロードの方が楽に上れる。
時刻は17時をまわり、少しずつ辺りが薄暗くなってきた。まだライトを点けなくても大丈夫だが、早めの点灯をした。またガタガタ言い出すが、まぁしょうがない。
桜ヶ丘からは中原街道で三ツ境を目指す。サガサイに行ってみたが、コンパクトドライブはやはりなかった。前に来たときに高いやつがあって、それがFSAの4万くらいのクランクセットだったような気がしていて、今日はそれを買おうと思っていた。
しかしそれは別物で、8万くらいする超高級品だった。さすがにそれは高いので、諦めた。11月になったらまたコンパクトドライブが入荷されてくるらしいのだが、こまめにチェックしていないとすぐ売れてしまうだろう。
店を出ると、すでに真っ暗になった道を、車に気をつけながら家まで走って帰った。
今日は膝の様子を見ながらのランだったが、予想どおり、膝に負荷がかかったり、ペダリングの仕方によっては膝にピクッと痛みが走った。完治するにはまだ時間がかかりそうだ。
以前からトップギアに入れたときにチェーンがフロントディレーラーに接触してカリカリいっていたので、家に帰ってからメンテ本を見ながら調整してみた。
そしたら泥沼にはまり、かなりの時間ディレーラーと格闘していた。フロントとリアの両ディレーラーのネジをちょっとひねっては変速して…ということを繰り返していくうちに、仕組みやコツみたいなのがわかってきて、これはこれでいい経験になった。
整備したついでにガタガタ音が鳴っていたライトを外してよく見てみた。そしたら固定部のプラスチックが数ヶ所欠けていた。試しに前のEL-100を付けてみたところ、ガッチリはまってガタガタはなかった。
たぶん振動の多いところを走っているうちに固定部が欠けてしまったのだろう。照射能力には問題ないが、これではもう付ける気にはなれない。新しいのを買おうと思う。
それまでの間使うライトとして、先代のEL-100を装着。EL-200を買ったときにもSUNA Lifeに書いたが、こういうときのためにライトを2個持っていると心強い。
求めているコンパクトドライブは、どこのショップでも品薄で、11月くらいにならないと手に入らなそう。それまでは湘南平とかの激坂は避けておこう。でも装備したら和田峠とかにも走りに行ってみようかな。
走行距離:68.35km
走行時間:2h 47m 16s
平均速度:24.5km/h
最高速度:51.2km/h
積算距離:857.3km(ロード)